文字盤の数字など、一つ一つのパーツから手作業で作られた宮井さんの時計。
20年ほど前、アクセサリーショップで働いていた頃に出会った、篠原康治さんの手作り時計が
制作のきっかけになったと言います。
シャープな時計の印象とは一味違う、あたたかみのある質感と自由な形に惹きつけられ、
篠原さんの教室に通って作り方を学び、時計作りを始めるように。
手仕事のぬくもりを伝えるテクスチャー
もともとモノ作りの仕事に就きたくてデザイン学校に通っていたこともあり、この出会いが制作のスタートに。
素材は、真鍮とシルバー、ベルト部分には革も使います。
火を入れると柔らかくなり、叩くと硬くなる。
そんな金属の性質にとても魅力を感じてるそう。
手仕事のぬくもりを感じてもらいたいと、叩いた後のテクスチャーを残すようにしています。
カスタムオーダーから修理まで
デザインのベースは、頭の中にフッと浮かんだフォルムや、自然物からの発想。
「従来の形にとらわれない自由なデザインの時計を作って行きたいんです。」と宮井さん。
一人一人の好みに合わせて作るカスタムオーダーも可能です。
長く使っていただきたいと、ベルトや電池の交換も引き受けています。
主に、イベントで展示販売。そのほか、小田急江ノ島線「鵠沼海岸」駅にある、ご主人が経営する花屋さん<HanaRo>に、作品の一部が常時展示されています。
真鍮のアクセサリーも人気
刻印の飾りが施されたブレスレット、自由なフォルムのピアスや、ビーズと組み合わせたネックレスなど。